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2008年10月14日開設
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 四月二十二日(水)

 五時半起床。

 昨晩は東京駅着22時。新幹線の中で半分ウトウトしたが、やはり2時間半はキツイ。

 救いは通路側で隣に人が居なかったことである。土佐堀のライフで奄美の黒糖焼酎「奄美の杜」を買ってきた。

 ラベルは田中一村の絵である。題名は「ビロウとアカショウビン」良い絵だ。

 それにしてもエコポイントって何?つまらぬ政策である。

 ウザイ!

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 四月十九日(日)

 五時起床。

 昨日は午後、双子の保護者会に夫婦で出席。90歳の新校長先生のお話を聴く。

 90歳にして「死に花を咲かす!」と仰るが、真にフレキシブルで前向きな生き方と教育方針に感銘を受ける。

 双子の学校は経験・道徳・知識を目標に揚げる、前向きで真面目、他者や社会との絆を大切にする地味な学校であるが、気に入っている。

 長男が図書館で勉強後、校門で待っていたが、ドッカンの次男は行方不明~。

 久々、家内と夕食の買い物をして帰宅する。

 久々、夕食時に菊正宗を二合飲む。かき揚げ、ヤッコ、筍里芋、牛蒡、人参の煮物。たかだか二合で酔う。

 TVで篠原涼子、江口洋介の「アンフェア」を観ながら就寝。

 楽天快勝で大満足!名将野村克也監督の昨日の名言~:

 (八回裏で降板の岩隈は)「無理をせんからなあ。エースはチームの鑑(かがみ)。(完封して)『おれについてこい』という気概がほしい」。

 岩隈君、余り自分のことばかり考えていると創価学会さんから怒られますよ。良い男なんだけどなあ~


 四月八日(水)

 六時起床。

 昨晩は退社後、赤坂見附のてんやで天丼を食べ、サントリーホールへ。

 七時から読響の定期演奏会。

 下野竜也氏の指揮で芥川也寸志作曲のエローラ交響曲、新鋭藤倉大氏の読売日響委嘱作品・アトム(世界初演)、黛敏郎の涅槃交響曲という、プログラムであった。

 率直なところ、下野氏の最近の出来はあまり良くない。創り込みに意欲が入りすぎ、空回りの感がある。

 特に現代音楽での演奏はシンプルであって良い筈である。

 下手な技巧に走るのは良くない。

 しかし、聴き応えのある演奏であったのは事実。今後に期待したい。

 帰宅して、ノンアルコールで寝る。

 ノンアルコールで安眠が出来る。今後も時々ノンアルコールで就寝することを追及したい。

 今朝は電車で吉田健一の「酒肴酒」を読む。

 相変わらず、秀逸な筆運び。

 なかでも、「文学に出てくる食べもの」と「邯鄲」はシュールで素晴らしい。

 明日から大阪・沖縄へ出張である。


 四月六日(月)

 六時起床。今日から双子は六年制中・高等学校へ。

 またまた、始まる六年間である。相変わらず、ネクタイが結びにくいらしい。

 学校は同じ市内であるが、朝7時半の電車で、バスに乗り換える。

 土曜・日曜は風邪で潰れてしまった。金曜日の夜に血圧の薬を貰いにクリニックへ行ったのが不味かったのか。

 それとも、双子にうつされたのか。咳が止まらず、喉も痛いし、鼻が詰まる。

 楽天VS日ハム、三連戦を観戦した以外は食事をして伏せっていた。

 免疫力の低下、著しい。運動不足。

 これは不味い。
 三月二十六日(木)

 六時起床。

 昨晩は契約トラブルの調整で疲労続き…。クライアント先から8時頃帰宅。

 泡盛のホッピー割を二・三杯飲んで夕食。ニュースステーションを観て早々に就寝。12時前か?

 夜中から明け方まで仕事の夢ばかり観ていた気がする。

 しかし、今朝は昨日とまではうって変わって調子が良い。

 絶好調とは言わないまでも、80%まで回復した。

 大阪の友人から急な東京出張のメールが入る。沖縄の計画で盛り上がりたかったのだが…。

 残念!今晩は六時から顧問税理士と講師の大学教授を交えて食事をしながら来週の「セミナー・総会」の打ち合わせ。

 それまでに資料作成を終わらせなければならない。

 ソフトバンクの川崎選手は4月3日のオリックスとの開幕戦に備え福岡へ直行したらしい。

 リキが入っている。

 
 三月二十五日(水)

 六時起床。朝から粗大ゴミの運び出し。市役所の清掃車が有料で回収に来る。

 市役所に連絡の上、ポイントカードをコンビニで購入。添付しておく。

 電気製品は朝日新聞のリサイクルサービスが安価で便利である。

 さて、昨日のWBC。内川、中島、青木、それに川崎。日本のプロ野球にとっては大きな成果。

 韓国の反応は様々であろう。韓国の不景気は日本よりも酷い。

 今年のペナントレースは昨年より以上に楽しみ。特にパリーグが楽しみである。

 私は楽天のファン。しかし、観に行く場所は所沢のドームである。昨年は車で観戦に行ったが、今年は電車にすることにする。

 後は大画面TVでフル観戦のつもりである。
 三月二十一日(土)

 六時起床。息子と家人をサッカーへ送っていく。送っては行くが、もう観戦する気が起こらない。

 4年間の小学生クラブチームの息子のサッカーも今日で最後。今日が最後の試合である。

 とは言っても、次は中学校でのサッカーが待つ。

 単なる通過点である。家人は思いがあるらしいが、私も息子もドライである。

 ただ、私は調子が悪い。昨日の卒団式も欠席した。

 いつもの自称三月病である。誕生日の三月一日が過ぎる頃に起こる。ダウナー、頭に箍が嵌ったようになり、何もする気が起こらない。

 原因は無い。だから、持病である。毎年毎年この季節になると必ず訪れる…。

 早や、29歳のときから25年が経つ。重いときも軽いときも…。仕事に支障はない。だから、普通に生活ができる。

 仕事に支障があればとっくにフーテンである。良くぞここまで持ったもの。

 ラッキーだったかな。

 しかし、うちのバカ娘バカ息子ドモはお笑いブームである。

 吉本が日本を滅ぼすだろう。

 批判精神なき「お笑い」は単なるアホウである。大阪発祥、東京を凌駕した知の衰退、若者の痴呆化である。

 吉本は批判精神、なかんずく政治批判を自らの内から放逐することにより、巨大資本に成長を遂げマスコミに君臨し、支配権を確立することを勝取りつつある。

 得たものは巨万の富と贅沢と浪費、プールに投げ込む残飯の山。

 故に堕落腐敗し、日本も堕落させる。

 ローマ帝国の退廃を観るようである。

 そして支配権力の有効なる武器と化しファルスとクラウンを演じるのである。

 そしてそのピエロのお面は肉面と化し朽ち果て墓場の中まで取れることはないだろう。

  麻生と吉本はしかし…似ているなあ~。

 三月十九日(木)

 六時起床。

 天気がよくて暖かいのはよいが黄砂と花粉が酷い。

 さて、WBCもいよいよ佳境である。対キューバ戦、如何な展開になるのか。

 …と現在3対0でJAPANリード!

 三月十五日(日)

 八時起床。久々に八時まで寝ていた。

 起きて早々、よいニュース!

 「J2第2節第1日(14日、ニッパツ三ツ沢球技場)J2横浜FCの三浦知良(42歳)が熊本戦でPKを決め、J最年長得点記録を更新した。

 三浦知は前半12分、PKのチャンスを得ると、落ち着いて左に蹴り込んだ。GKの右手に弾かれたものの、そのままゴールに突き刺さった。

 なお、通算151ゴール目で、ジュビロ磐田の中山雅史(157ゴール)に続いてJリーグ通算得点ランキングは2位。また、最年長得点記録とともに、1993年のJリーグ発足以来17年連続ゴールも達成した。

 三浦知は後半20分、池元と交代しピッチを退いた。チームは前半に追いつかれ、後半にも失点し、1-2で逆転負けした。」(サンケイスポーツ)

 早速、CSで観なくては…。PKとはチト惜しいが…。

 10時からミスタードーナツを買って、図書館へ行き、ジムで風呂に入ってオーディオチェック。

 最近、JBLの感じがおかしくて随分気になっていた。

 "MAGNIFICENT!"
BARRY HARRIS(p), RON CARTER(b), LEROY WILLIAMS(ds) 1969年スタジオ録音(PRESTIGE OJCCD-1026-2)を聴きながら入念にチェック!

 
 30分後に赤白配線が逆になっていることを発見!ン・ン・ン~、一体これはどうしたことか!?

 そんな馬鹿な~!摩訶不思議なこともあるものだ…子供がいたずらする場所でもあるまいに…

 昨年の暮れから、ぶつぶつとノイズが入ったのは気になっていたが…配線を元通りに変えれば、素晴らしい音…

 訳が解からない!もしかして夢遊病で、いつのまにやら配線を変えていたのか?そんなことはあるまいに…

 痴呆の始まりか…!?しかし、素晴らしいJAZZが戻ったので由としよう。

 とても家族には話せないが…
 三月九日(月)

 六時起床。昨日は休日。午前中は息子のサッカーの試合、午後からはず~っとTVを観ていた。

 購入した43インチTV、東芝レグザ(ハードディスク内臓)で、小沢代表秘書逮捕に関する、ニュースや討論番組を散々観て来た。

 結論とすれば、まだまだ民主党には政権が取れない、ということ。

 グズグズの選挙でまた、自民・公明連立政権が続くのだろう。

 マスコミにも国民にも国を変えたい、国政を変革したいという意欲もなければ民度も低い。

 マスコミも評論家も「漆間」の名前すら挙げることができなかった。

 国民は動揺し、支持率はup・downを繰り返す。民主党すらが動揺し分裂する恐れもある。

 佐藤優氏の「国家の罠」によれば国策逮捕とは「これは国策捜査。あなだが捕まった理由は、あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要。」と担当検事が述べたことにつきる。

 「時代のけじめ」と。つまり時流を作り、国の行方を左右するのが検察たる自分たちだと思っているのである。

 受託収賄罪に問われ上告中で、検察批判の著書もある新党大地の鈴木宗男代表(61)はBSイレブンの番組で、今回の事件について「国策捜査の可能性がある」としたうえで、小沢氏については「あの時点での説明責任を果たした」とエールを送っていた。  「国策捜査は、時代のけじめや象徴となる事件を解決する形で行われてきた。今回の場合は選挙が近いし、政権の支持率は低いという背景がある。決めつけられないが、『後ろに大きな権力が働いている』『国策捜査ではないか』と受け止められても仕方がない」。
 
 鈴木氏は2002年、激しいバッシングにさらされたうえに、政治資金規正法違反など4つの罪に問われ逮捕された。それについては「国策捜査」と断言し、理由についてこう語った。  「当時、私は小泉改革の抵抗勢力といわれていた。同時に検察側では、幹部による調査活動費流用を実名告発しようとした元検事が告発直前に逮捕される『三井事件』があり、検察批判が高まっていた。私の秘書がその約10日後に逮捕され、注目が移った。検察関係者が『三井事件を追いかけすぎると、鈴木の情報は入れませんよ』などと検察幹部が語ったとする本もある。政府は抵抗勢力の排除、検察は自分たちの保身に使ったのではないか」  小沢氏は4日、40分間にわたる記者会見を行い「問題ない」と強調。代表辞任を否定した。この会見について鈴木氏は「現時点では、明確な説明をした。辞任は必要ない。選挙への影響もまだ分からない」とした。まさに正論である。

  面白い話がある。

 民放連は第12回「報道記者・ディレクター研修会」の講師に、元東京地検特捜部長河上和雄弁護士を招いた。そう、あの「バンキシャ」でえらそうに発言する権力的で、正義面をする権力の狗のオッサンである。

 民放連が発行する「民間放送」2月23日号によれば、河上氏は、「権力監視の視点から、ジャーナリストは伝えるべきことを伝えていかなければならない」と語ったらしい。

 まったくギャグである。それを記者がご大層にメモしているのだから…様子を思い浮かぶと、ギャグとしか思えない。

 地検特捜は政治家などの汚職を取り上げることから、権力監視という広い国民イメージはあるが、実際には、検察も巨大な国家機関の一部であり、法務省官僚や政治家の介入などに何度も従っている。

 三井事件に象徴的な裏金疑惑などの問題を自ら抱えている。これなどは自らが露骨に逮捕起訴し、隠蔽隠匿、口封じをやったのは記憶に新しいところである。

 マスメディアがきちんと監視すべき対象の一部であることは間違いない。

 その検察OBで、権力擁護で飯を食っている人間から権力監視を学ぶんだから、これは悪いファルスである。

 また、河上氏は、裁判員制度について、「公判前手続きでの証拠の絞り込みは、法廷での事実認定を軽視することになる」と指摘したという。

 河上氏が講師に選ばれたのは公判前(整理)手続きの公開を盛り上げようという民放連の遠謀深慮であろう。

 弁護士ではなく、元特捜部長の河上が、公判前整理手続きでの証拠の絞り込みを批判するということが重要である。

 河上のいう法廷軽視という批判は、公判前整理手続きが公開されていないことへの批判の裏返しであり、今後、マスコミは河上氏の発言をどんどん利用していくのかもしれない。まったくマスコミにも困ったものである。

 まあ、河上も当時は国から2600万円貰っていたので仕方が無いか…

 三月四日(水)

 雪もやみ、東京は平常ダイヤ。

 いよいよ、国家権力もその本性を恥ずかしげも無く、剥き出しに曝け出してきた。

 東京地検特捜部は政治資金規正法違反容疑、といっても虚偽記載で、民主党の小沢一郎代表の秘書を逮捕するという暴挙に出てきた。

 鈴木宗男・佐藤優氏の逮捕・起訴同様の国策操作である。

 これからが、権力闘争の正念場。小沢民主はここで怯めば政権など遠のいてしまう。ホンモノの政権奪取への試金石である。

 三月二日(月)

 昨日で五十四歳になった。別段何も変わらないが、確実に一つ一つ歳を取っていく。

 新幹線の中がキツイ。身体に負担が大きい。疲れる。

 昨日は一日中、引越し紛いの家の片付けをしていた。身体がバラバラになりそうである。

 今朝は階段の上り下りがきつかった。

 これが年を取る、というものだろう。

 二月二十六日(木)

 六時起床。

 民主党もやっとやる気を出してきたのか。小沢発言の後、アメリカは苦虫を噛み潰しているとか…

 本気出さないと、アメリカは甘くない。なにしろ戦争で食っている国だからね。

 麻生も犬のようにホワイトハウスに出掛けて、たぶんまた、屑みたいなアメリカ国債を買わされる約束をして来たに違いない。

 たぶん日本はこのままで行けば、アメリカの借金の肩代わりで首が廻らなくなるのだろう。

 昨晩は「チェンジリング」を観てきた。

 良心無き国の、僅かながらのアメリカの良心の戦いという映画である。

 昨今のアメリカ映画の中では久々の☆☆☆☆☆。

 先般の「ヴィクトリーロード」も評判は高いながらも☆☆☆が限度。

 アメリカ映画は面白くないという定評が確立するところであった。

 クリント・イーストウッド監督の“硫黄島”二部作はその姿勢と思想には大いに共鳴できたものの、少しばかり長尺で疲労を感じた。

 しかしこの作品は全く時間を感じさせない映画であった。

 二月二十四日(水)

 六時起床。

 属国日本の面目躍如!朝貢外交で麻生がアメリカへ行った。ランチオンミーティングもなくたかだか一時間のホワイトハウス。

 一体何をしに行ったというのか。

 外務省と麻生内閣は噴飯モノたる国賊である。税金泥棒どころではなく、国を売っている。

 「日米安保がどうした。」沖縄の基地移転はどうするのか。明確な意思もなければ、考えもない。

 日本は永遠にアメリカの朝貢国として生きていくのだろうか。

 国民全体の問題であり、一人一人に突きつけられている問題である。

 吉田修一「悪人」読了。「悪人」は第34回大佛次郎賞(平成19年/2007年)、第61回毎日出版文化賞[文学・芸術部門](平成19年/2007年)を受賞している。

 吉田修一の筆力やストーリーテーリングはさすが。一気に読ませる。

 テーマは「悪人」というテーマには程遠い。たぶん、現実から目を逸らさないこと。

 情況に怯むことなく、対峙することであろう。

 その割には、掘り下げ方が若干浅いのではないか。

 東野圭吾 との違いか。社会テーマとは違う場所に居ることを自覚しながら、地方や労働や雇用の問題を深く掘り下げながら、個人の問題として扱うことが大切であり、彼には向いているのではないか。

 二月二十四日(火)

 七時起床。曇り。

 「おくりびと」のオスカーニュースで一杯である。納棺師というデリケートな職業に真っ向からぶつかった作品である。

 差別の問題が執拗に絡みついている。本木さんの納棺師のみならず笹野氏の職業が最後の最後に明かされるということも重要な映画のファクターである。

 このような映画作りの姿勢が評価されるということが今後の日本映画作りに大きく影響を与える事に期待したい。

 映画のみならずノンフィクション映画にもっと光が当てられたい。
 二月二十三日(月)

 六時起床。雨。

 首都圏は至る所で大幅にダイヤが混乱した。本日は都立高校の入試日。

 入試開始が二時間遅れることになった。

 京王線を利用し新宿まで。久々に新宿の朝の駅。雨であったが何故か清々しい。

 私には新宿が合うのか…

 二月十九日(木)

 六時起床。

 昨日は午後一時より草加で仕事。五時半までフル。

 帰りは新越谷から南越谷でJRに乗り換え、武蔵野線で帰る。一時間弱で帰宅できる。

 電車の中で、森口氏の「だれも沖縄を知らない」に没頭することが出来た。
 
 帰宅後にビール。よく廻る。最近アルコールの廻りが速い。

 

 二月十八日(水)

 六時起床。今日も花粉が酷い。

 昨晩はコロッケを買って帰ったら、家人もコロッケを買って帰って来た。

 多分、今夜もコロッケである。揚げ物はなるべく控えているのだが…

 麻生自民は目を覆うテイタラクであるが、小沢民主も冒頭のような浮かれたことを言って大丈夫か。

 事、安保の件、沖縄の米軍基地問題を考えるのであれば、そんな浮かれたことを言えるのか。

 いつまでも沖縄に米軍基地を押し付けて知らん顔を決め込んでいて良いのか…

 その点では自民も民主も同じで全く信用ならない。

 特にクリントン国務長官が逸早く日本に来て笑顔を振りまいたとて、それがどうした。

 森口 豁氏(「子乞い」を書いたノンフィクション・ライター)の「誰も沖縄を知らない」を読んでいる。

 基地問題とは別の視点からの沖縄の島々のレポートである。

  

 二月十七日(火)

 六時起床。昨日から花粉にやられる。

 風邪の次は花粉か?!

 昨晩はサントリー・ホールで読売日本交響楽団の定期演奏会へ行く。

 指揮:ヴァシリー・シナイスキー 、ヴァイオリン:アナ・チュマチェンコ

◆ ハチャトリアン/ヴァイオリン協奏曲
◆ ラフマニノフ/交響曲第2番

 ヴァイオリン協奏曲はアナ・チュマチェンコの老成したヴァイオリンが響き渡り、ラフマニノフの交響曲第2番は55分にも及ぶ長尺もの。

 やや完成度には疑問が残るもののヴァシリー・シナイスキーらしいダイナミックさは充分に表現されていた。

 昨晩は酒を抜き、入眠剤ものまなかったので、1時半までFMを聴きながら本を読んでいた。

 六時にはすっきり起床。余り寝すぎるのも考え物である。

 二月十六日(月)

 九時に税務署に還付申告書を提出して出社。

 土曜日は仕事で桜木町まで行く。春一番が吹き、猛烈に暖かかった。暑いぐらいである。

 夜は家人の友人夫婦と近所の飲み屋で一杯。双子と同年の長男が居て、はや12年の付き合い。

 三人とも同じ学校へ今後六年間通うことになる。

 うちの長男は陸上部希望。他二人はサッカーを続けるとか…

 日曜は次男をサッカーの練習に送った後、ジムで入浴。悪質な風邪も抜け、思考回路が普通に戻ったようである。

 この間、沖縄本を続けて読んでいる。

 高良倉吉「琉球王国」、太田昌秀「沖縄、基地なき島への道標、高良勉「沖縄生活史」など。

 沖縄関連本で読まねばならぬ本が部屋に山積みされている。

 しかし、視点は確固としてもたねばならない。

 沖縄の歴史の視点である。民族論など兎も角も、沖縄は「琉球王国」であったことである。

 中国でも日本でもアメリカでもなく、「琉球王国」であったのだ。

 いくら地方分権論が盛んでも「安保論」の論争がいかなる方向へ行こうともこの確固とした歴史史実は消えることは無い。


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