祝！クルーグマン氏ノーベル経済学賞受賞

　十月十五日（水）

　昨晩は、10時45分帰宅。二○家で、ビール、ワイン、泡盛、黒糖焼酎「朝日」の湯割など。
　食事は呼子の塩うに、鳥刺し、もつ鍋など。最後に焼きラーメン。美味なり。
　帰宅すると、「佐藤栄作日記６」「書物の王国・夢」「ライト・アズ・ザ・ヘア－（完全版）」「ビル・エヴァンス/ライヴ・イン・東京」が到着していた。楽しみが増えた。
　日経夕刊で、ポール・クルーグマン（プリンストン大学教授）氏がノーベル経済学賞を受賞したことを知る。溜飲が下がる思い。ポール・クルーグマン信奉者でよかった、と実感。
　これで日米の御用経済学者共も少しはおとなしくなるだろう。彼らの、氏に対する罵詈雑言に「穴を掘って頭から潜ってしまえ！」と言いたい。人間は哲学の真理に対して真摯でなければならない。
　一昨日到着した「ジルー/レア・トラックス・オブ・嘉手苅林昌」、ＮＨＫＦＭでＭリラクゼーションを聴きながら1時頃就寝。

　本日六時起床。4時頃からうつらうつら。睡眠不足の感あり。通勤電車の中で、司馬遼太郎「街道をゆく・９：信州佐久平みち、潟のみちほか」を読み始める。
　やっと9巻に到達の感あり。「潟のみち」は我が故郷、新潟市の話が中心。新潟市に渟足柵（ぬたりのさ)と言う城壁が647年に設けられた、と言う話が載っているが現在の沼垂（沼垂)のことではないかと興味深い。

　午後2時からの予定が、相手の都合で直前キャンセルとなる。相手が依頼主なのでムッとするが、その時間をギンレイホールの「西の魔女が死んだ」の鑑賞に当てる。
　周りの皆に薦めたくなるような良い映画である。日本の監督の丁寧な映画創りに唸る。長崎俊一監督は手ダレである。主演子役の高橋真悠も上手い。“西の魔女”こと“おばあちゃん”を演じたのは、アカデミー賞女優シャーリー・マクレーンの愛娘でもあるサチ・パーカー。手嶌葵の主題歌「虹」も泣かせる。
　6時からは荒木町の「鈴なり」でＩさんと打ち合わせ。Ｉさんは大学の10学年後輩で中学・高校とアメリカ留学していた。
　現在は私の社外スタッフとして不動産関係の仕事を全てこなして貰っている。
　上の娘さんは、はや大学生であるが、ヘリやセスナの操縦免許を持つパワフル・ウーマンである。
　「鈴なり」と「二○家」を周って、1時20分帰宅。