民主 検事総長の聴取検討

　三月十日（火）

　六時起床。眠い、目が痒くて堪らない。とうとう、花粉症の発症だ。

　やっと、民主党もヤル気になったのかネ。

　産経新聞のネット報道によれば…

　「民主党の小沢一郎代表の公設秘書が逮捕された政治資金規正法違反事件で、参院民主党が『意図的な情報操作が行われている可能性がある』として、参院議院運営委員会に樋渡利秋検事総長を呼び、事情聴取を検討していることが９日、分かった。同党関係者が明らかにした。民主党に対し厳しい世論が形成され、小沢辞任論が一気に強まるのを牽制（けんせい）するねらいがあるとみられる」

　まあ、これぐらいやらなければ政権など取れるはずも無い。

　政権奪取は奇麗事ではない。仲良しクラブじゃあるまいし、選挙で仮に勝ったとしても、その後、すぐに自民党から手を突っ込まれたら、民主党政権など一変で瓦解する。

　自民党もアメリカ帝国主義も甘くはない。なにせ、この二つは妖怪の集まりだから…

　昨晩のＢＳ11のＩＮｓｉｄｅＯＵＴで、亀井静香氏が二木啓孝氏と松田喬和氏（毎日新聞論説委員）を相手に政権奪取の持論を展開していた。

　さすがに元警察官僚だけあって、真に指摘が鋭かった。「現在の民主党は具が沢山入った混ぜご飯」だそうだ。

　「政権作りに少数野党、国民新党や社民党、新党日本などときっちり手を結ばないかぎり、自民党に釜の中に手を突っ込まれ、具を取り出されてしまう」「奇麗事ではすまない」「検察は現政権の代弁者」等。

　昨晩観た、朝日ニューススターの愛川欣也のパックイン・ジャーナル：小沢秘書逮捕でこれからどうなるーも面白かった。

　コメンテーター陣が山田厚史（朝日新聞シニアライター）・石川和男（東京財団研究員）・川村晃司（テレビ朝日コメンテーター）・大槻奈那（ＵＢＳ証券株式調査部エグゼクティブ・ディレクター）・横尾和博（社会評論家）という面々で朝日のスポンサー番組なので好きなことが言える。

　「検察には現在の経済状況が視えておらず、闇雲に功名心に駆られ、大久保秘書を逮捕した。それゆえに政治は経済より政争にシフトさせた。それが、麻生政権の思う壺に填まっている」という検察批判の視点もさることながらスポンサーを気にせずに発言すれば、ジャーナリストも捨てたものではない。

　しかし、そもそもジャーナリズムとはカネとは縁を断ち切る反権力である筈なのだが…