小沢氏、秘書処分時に「結論」

　三月十七日（火）

　七時起床。

　昨晩はサントリーホールで読売日本交響楽団の定期演奏会。　　

　指揮：スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー　ソプラノ ： インドラ・トーマス　アルト ： シャルロット・ヘルカント　テノール ： ロイ・コーネリアス・スミスバス ： ジェームズ・ラザフォード　合唱：新国立劇場合唱団で、ベートーヴェン／荘厳ミサ曲「ミサ・ソレムニス」を聴いて帰る。

　スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー氏はいつ聴いても素晴らしい。

　しかし今年度一杯で常任マエストロを辞し、日本で聴くことは難しくなる。あと一年である。

　昨晩は一滴も酒を飲まずに1時頃就寝したので、久々に熟睡し七時起床となった。

　今日は11時半より上野「東天紅」で勉強会。中華を食べながら二木啓孝氏と荒井和夫氏の「小沢氏公設秘書逮捕」のウラ話を聴く。

　お二人とも永くお世話になってきた方々であるが、久々お会いできた。お忙しそうで何より～。

　二木氏は特にＢＳ11の役員なのでこの不景気なご時勢、「運営が大変」との事であった。

　昨日より吉田健一の「酒肴酒」を読み返している。

　吉田健一の語り口と独特のリズムが心地よい。吉田健一は吉田茂氏の長男であるが大の政治嫌い。

　また、当時の経済人にも嫌悪感を持っていた。

　徹底した放浪性と文学への耽溺を背景に、吉田健一の英国流のdilettantismは、高踏性に超一流の磨きがかかっており、決して鼻に付くことがなく、風にそよぐ葦のように柔軟でしなやかである。

　吉田健一氏と麻生家は「佐藤栄作日記」によれば折り合いが大変悪かったとのこと。

　非常に興味深い事実である。