骨太０９ “骨抜き”で大増税残る 「財政再建」「保障修復」追ったが…

　六月二十四日（水）

　五時半起床。大雨…さすが梅雨である。

　久々のブログの更新。山岡荘八「織田信長・全六巻」読了。

　ロマンがある、骨がある、骨太の歴史小説だった。

　山岡荘八の死生観。生きている限り付き纏う死への恐怖。その恐怖から唯一解脱できるものは死そのものである…

　この虚無主義こそが古いものを破壊し、時間を切り取り、新しい歴史を切り開く織田信長の姿に投影されていた。

　それに比して骨太09はお粗末極まりない。

　この国の“カタチ”がまるで見えていない。理念が無いのだ。そもそも、大増税で財政再建を行うならば、理念と納得が必要である。

　景気論議も同じである。国民におカネを使わせたいのなら、新しい国の“カタチ”が必要だ。

　貯蓄をするのは、介護・住居・老後・教育・年金に不安があるから。

　この不安がなくなる新しい“カタチ”が見えれば、国民はカネを遣う。

　消費税が20％ととなろうとも、カイジロウキネンに不安が無ければ、せっせと貯金に励む必要は無い。

　こんなことはとっくにヨーロッパで実験済み。見事に成功を収めている。

　アメリカは大破綻。映画「シッコ」を観れば解かる。日本も、理念無き政治屋と無能役人にまかせっきりにしていると、同じ道を歩むに違いない。

　九時半出社。

　退社後、ジムにより1キロほど泳ぐ。

　チンジャオロースと焼き魚、タコのカルパッチョの夕食。酒を抜いて、読書しながら1時前に就寝。

　今月は今日までに休肝日！？十一日を数える。